Excelで数式を名前定義して他から参照する
EagleのライブラリをExcelを使って効率的に作る方法として思いついたのが、「コマンドのパラメータリストを表として作成し、一括してコマンドに落とし込む」というもの。
この際問題となるのが、パラメータリストからコマンドを作る処理。といっても、CONCATENATE関数を使って文字列を連結していけば難なく行える。本当の問題は、数式をコピーしていくと、変更したくなったときの変更ポイントが増加してしまうのが厄介なところ。
そこで、一箇所に数式を定義しておき、この数式を全体から参照させるようにしようと考えた。こうすれば、大本の数式を1箇所変更するだけで、全体を一括して変更できるようになる。
その方法を探していたところ、「エクセルで特定のセルにある関数式を複数の場所で利用できる?」で「名前定義」を使った解決法を見つけた。(質問者は解決法にめぐり合えなかったみたいだけど)
名前定義
- Ctrl + F3でメニューを開く
- 新規作成
- 名前: 任意の名前をつける
- 参照範囲: ここに数式を入れる
例えば、以下の定義の場合、A3セルには「ABCXYZ」が入力される。
- 名前: TEST_NAME
- 参照範囲: =Concatenate( A1, A2)
- セルの入力状態
- A1: ABC
- A2: XYZ
- A3: =TEST_NAME
もし数式を入力したセルからの相対位置を使いたいなら、Address、Column、Raw関数を使う。名前定義をする際に選択していたセルを基準として、数式を記述できる。